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江戸切子

 

 

前々回に続き、こちらの鮮やかなグリーンの偏平瓶も小川さんの作品です。

 

表と裏で少しデザインが異なります。

 

この写真の右側に施された文様を「菊篭目」というのですが、篭目にはよくないものが家に侵入しないようにと魔除けの意味が込められています。ですのでインテリアとしてお玄関に飾っていただくのもいいですね。

 

切子は夏のイメージですが、緑が恋しくなるこれからの季節にもぜひお使いいただきたい作品です。

 

 

さて、小川さんが江戸切子の世界に入った当時は、業界全体が低迷期だったと書きましたが、江戸切子の歴史を調べてみると、江戸後期の天保5年(1834年)に加賀屋久兵衛がヨーロッパ製のカットグラスを模して作ったことが江戸切子の始まりとされており、以来、明治維新や関東大震災、二度の大戦などをくぐりぬけ、小さな隆盛と衰退を繰り返しながらも一度も絶えることなく作られ続けてきたことがわかりました。一度もです。

 

特に第二次世界大戦では、東京大空襲で切子の工場が集まる江東区は壊滅的な被害を受けましたので、その後の立ち上がりは本当にすごい!

 

江戸切子の少しあとに薩摩藩で始まった薩摩切子は薩英戦争でいったん消滅していますし、やきものや漆器などの工芸品も残念ながら伝承が途絶えてしまった例がたくさんあります。  

 

やっぱりそれだけ江戸切子が、江戸の庶民に愛され、守られてきたからだと思うのです。

 

いなせな江戸っ子の生活に寄り添い、時代の流れに翻弄されながらも連綿と受け継がれてきた江戸切子の世界。

 

今をいきる私がこうしてみなさまに現代の切子ガラス、しかも同じ世代の同じ女性が作った作品をご紹介できるなんて、本当に、本当にラッキーです(なんだか最近こればかり言ってますが)!

 

 

江戸切子偏平瓶(青緑) 小川郁子   
(直径約12cm 高さ約13cm 102,600円)

 


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