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鬼ヶ島へ



先月のお話になりますが、淡路島在住の作家、大前悟さんにお会いするため淡路島へ行ってきました。

大前さんのことは、以前信楽で作陶されていたころから雑誌などで存じあげていたのですが、お目にかかるのは初めてで、淡路島で作られた作品を拝見するのも初めてです。

淡路島と言えば、「なめ土」と呼ばれる粒子の細かい良質の粘土が取れることから、古来より瓦作りが盛んであり、また賀集κ拭覆しゅうみんぺい)が創始し、阿波徳島藩の御用窯であったκ疹討作られていた島でもあります。

大前さんはこの島でどんなやきものをつくられているのかな...ワクワクしながら工房へ向かいました。

海が一望できる大前さんの工房は、もともと宿泊施設だった建物にご自身で手を加えられた、細かいところまでこだわりを感じるとても心地よい空間でした。

そして実際に拝見した大前さんの作品は、野性味あふれる信楽時代のものとは異なり、大胆さと繊細さとの均整がとれた、すっきりと洗練されたものばかり。淡路島の大自然からインスピレーションを受けながらも、とても都会的な感覚が漂います。

大前さんの作品は圧倒的に男性ファンが多いようですが、これからは女性のファンも増えていくのではないでしょうか。

そんな可能性を感じました。

大前さんは基本的に土と釉薬に使える長石を、自ら山に入り調達しています。さらに薪窯を使用していますので、作品には偶然の要素が多く、まったく同じものを作ることはなかなか難しいそうです。となるとまさに一期一会、毎回の買い付けが気合の入った真剣勝負になるでしょう。

それには私自身がもっと審美眼を鍛え、瞬時にいいやきものを選べるようにならなくてはいけません。

大前さんとの出会いは、私にとって単なる新しい取引の始まりではなく、作品を広める者としてのあり方を再度考え直すものとなりました。

陶芸界は昨今先細りが心配されていますが、大前さんは「日本のやきものはまだまだ大丈夫!」と思わせてくれる、頼もしくて大きな人。彼の作品がこれからどういう風に変わっていくのかをどこまでも追い続けたい…素直に心から思いました。


この写真は、今回私が一番先に手に取った、鬼ヶ島粉引筒湯のみになります。

「鬼ヶ島」は大前さんの作品のうち、土も釉薬も淡路島のものを使った作品につけられています。

鬼ヶ島というのは大前さんの奥様が滋賀県大津市のご出身で、大津では大昔に怒った鬼が地面を投げ飛ばし、穴が空いたのが琵琶湖、投げられた地面が淡路島という言い伝えがあるそうで(あらためて日本地図を見てみると琵琶湖と淡路島の形は似ている??)、鬼が投げた島ということでこのように名づけたとのことです。

力強いフォルムに、スーッと掻き落とされたのびやかな一本のライン...
おおらかさと鋭さがバランスよく共存した、大前さんらしい作品です。

これ以外にも、向付や酒器など素敵な作品をいただいております!

少しずつのご紹介になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。


鬼ヶ島粉引筒湯のみ 大前悟 
(直径約18cm 高さ約4.3cm 8,640円)


この商品は当店オンラインショップにてご購入いただけます。

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イカナゴの釘煮



料理上手なママ友さんからイカナゴの釘煮をいただきました!

関西、特にこちら阪神地区では、イカナゴ漁解禁と同時に民家からはイカナゴを炊くお醤油のいい香りがたちのぼり、スーパーやお惣菜屋さんの店頭にはイカナゴの釘煮がずらりと並びます。

ここ数日は、宅急便のオフィスも全国の知り合いに釘煮を送る主婦でいっぱい!お話を聞くと、より新鮮な生のイカナゴを手に入れるため、みなさんあらかじめ鮮魚店に予約しておくのだそうです。

「今年は去年より高いわね」「今年は小ぶりね」という会話もこの地域ならではの風物詩。

西宮に住むようになってからは、ご近所さんやママ友さんからよくいただき、家族全員の大好物になりました。

朝ごはんに、お弁当に…ごはんに混ぜ込んでおにぎりにしてもサイコーに美味しい!

私も来年から作りまーす!